みなさん、こんにちは。ACEです。
今回は、海外営業マンが向上すべきビジネススキルの第6弾として「プレゼン力」に関してお話ししたいと思います。
海外営業といえば「プレゼン」というぐらい、海外営業の仕事をしていると「プレゼンする機会」が本当に多いなと感じさせられます。
プレゼンの目的は「人を動かす」「人に判断してもらう」事です。
人を動かすために相手の心を動かします。相手の心を動かすために、相手に「共感」してもらう必要があります。プレゼンの資料で、発表の表情で、話し方で、自分の世界に引き込む事が出来れば、あなたの勝ちです。
ビジネススキルの向上 プレゼン力
プレゼン力は海外営業という職種に限らず、ビジネスマンにとって必須となるスキルですね。社内上層部や関係部門に向けたプレゼンテーションも良くあるケースだと思います。
ただ、やっぱり海外営業として、「海外の顧客向けに英語で行うプレゼン」というのは、それなりのビジネススキルを必要とします。
大前提として、プレゼン = 人を動かす・人に判断してもらうツール というのが私の考えです。
私が海外の顧客を動かす、海外の顧客に判断してもらうために、プレゼン資料をパワーポイント等で作成する際も、実際に顧客の前で説明する際にも、以下の内容に徹底してこだわっています。
- 全体のストーリーが分かりやすく、ロジカルであること(全体像)
- 動いた、判断した事による相手のメリットが明快であること(具体条件)
- プレゼンテーションにユーモアと情熱が込められていること(気持ち)
人を動かすという事は、まず相手の心を動かすという事です。相手の心を動かすには、自分の話している内容に「共感」してもらう事が不可欠です。
「全体像が確り見えて、自分が動けばその後どうなるのか?も明快で、おまけになんだかワクワクさせられる」という気持ちにさせてあげる事が出来れば、それはしっかり相手に「共感」してもらえるはずです。
当然ですが、①②③全てのポイントを「英語」で表現するわけです。だからこそしっかりとした英語力が求められるという事になります。
こちらの投稿も読まれていない方は是非読んでみてください。ビジネススキルの向上① 英語力【海外でのビジネス、必要です!】 また、おすすめの英語学習に関しても記事にしましたので、こちらも参考にしてみてください。
相手の共感を得るプレゼン 作成編
海外営業マンの方は一般的にパワーポイント資料を作成した事があるかと思います。また、多くのパワーポイント資料を見てこられてきてますよね。
パワーポイント資料というのは、本当に作成者の特徴やレベル、センス全てが出てくるものだと思いますし、ここに正解も不正解もないと思います。
以下内容は、あくまで私がパワーポイント資料を作成する際こだわっていたポイントであり、この方法が正解だという事ではありません。逆に、ある方からすれば「良くない方法」と思われるかもしれません。「参考になるな」「真似してみようかな?」と思う方だけでも、是非参考にして頂けたらなと思います。
- 最初のページから終わりのページまでで全体としてストーリーになっている
→「ストーリー」が感じられない資料は心に響きません。
→パワーポイント資料を作成し始める前に、私は紙に手書きで「殴り書きの絵コンテ」を書くなどして、ざっくりとした資料イメージを作ります。これ使えますよ。 - 文字は少なくキーワードで表現(文章は基本入れません)
→文字や文章が多いだけで、ページが開いた瞬間に「うっ」と拒絶反応が出てしまいます。 - キーワードを連想させる写真素材の有効活用
→写真や絵は視覚に訴えるので頭に残りやすいです。 - アニメーションも適度に入れる(但し、無駄に多用しない。少なすぎるのも退屈)
→アニメーションにより動きを出す事で「ストーリー」が躍動します。
こんなところでしょうか?
常に忘れてはいけないのは、顧客に「全体像がしっかり見えて、自分が動けばその後どうなるのか?も明快で、おまけになんだかワクワクさせられる」という気持ちにさせるという事です。
そしてプレゼンのパワーポイント資料で「相手を自分の世界に引き込む」事も重要です。
そんな意識を持って作成すれば、「共感を得るプレゼン資料」になりやすいと思います。
私はパワーポイントのプレゼン資料は、かなりパワフルなツールだと思っています。
パワーポイント作成が苦手な方もいるかもしれませんが、英語力の向上同様に、パワーポイントスキルの向上は、海外営業マンとしてのスキルアップテーマとして、是非取り組んでみられてはと思います。
相手の共感を得るプレゼン 発表編
さて、いよいよ海外顧客の前でのプレゼンの発表(説明)です。
パワーポイント作成時と同様に、私なりに気を付けているポイントや、これまで効果的だった内容をシェアしたいと思います。
- 笑顔で始める事! ★笑顔重要です!いずれ個別の記事にします
- 最初にちょっとした冗談を入れる。英語なので難易度高いですが、ここも重要です!
- 資料が映し出されているスクリーンの近くまで歩きながら、時折スクリーンを直接触れながら説明する。私は極力ポインターを使いません。発表に動きを出す!
- プレゼンの山場(ストーリーの山場)で声のボリュームを少し上げる。不自然な上げ方はNG!
- ストーリーのエンディングにふさわしい閉めのフレーズを用意しておく。
- 笑顔で終わる
少し抽象的な表現が多くなってしまいましたが、これがプレゼンの発表時に私が実践している内容です。
「使える英語フレーズ」という記事も出していますので、こちらも参考になると思います。特に第2弾の方はプレゼン時を想定していますので、より実践的です。
使える!海外での 打合せや交渉時の英語フレーズ【実践スキル】
英語でプレゼン!成功のための英語フレーズ【実践スキル②】
まとめ
プレゼンの目的は「人を動かす」「人に判断してもらう」事です。人を動かすために相手の心を動かします。相手の心を動かすために、相手に「共感」してもらう必要があります。
相手に「共感」してもらうためには「全体像がしっかり見えて、自分が動けばその後どうなるのか?も明快で、おまけになんだかワクワクさせられる」という気持ちにさせてあげる事が大事です。
プレゼンの資料で、発表の表情で、話し方で、自分の世界に引き込む事が出来れば、あなたの勝ちです。
英語力を向上させ、プレゼン力を向上させ、海外顧客を自分の世界に引き込む事を想像してみてください。海外営業マンとしては最高の瞬間です。
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