海外赴任はメリットが多い!【駐在経験10年以上の海外営業が解説】

海外営業の魅力

こんにちは。ACEです。

今回から何回かに渡って、海外営業を仕事とする方の一つのマイルストーンになるべき「海外赴任」に関して記事にしていきたいと思います。

海外赴任シリーズの第1回目として「海外赴任のメリット」に関して解説してみたいと思います。

私はかなり長い期間(10年以上)海外駐在をしていたのですが、そんな自分だからこそ語れる内容を経験談踏まえて解説します。

海外赴任は、自分自身のビジネススキルが大きく向上し、人としても成長出来る上に、経済的なメリットも大きく、海外営業マンの方、目指されている方、全ての方に「海外赴任は絶対に経験した方が良い!」と大きな声でお薦めしたいです。

この記事を読まれて「海外赴任」に興味を持ってもらえると本望です。

海外赴任のメリット

私が考える海外赴任のメリットは以下4点です。

  1. 海外営業マン(ビジネスマン)として大きくレベルアップ・スキルアップ出来る
  2. 人として成長出来る環境がある
  3. 経済的メリットの恩恵にあずかれるケースが多い
  4. 子育てのメリットが多い

どの点も日本国内で海外営業を続けているだけでは、享受出来ない大きなメリットだと思います。一つずつ詳しく解説します。

海外営業マンとして大きくスキルアップ

海外赴任者は海外営業マンとして大きくレベルアップ、スキルアップ出来る環境があります。それは、日本国内から海外営業マンとして仕事をすることに比べて、下記の環境が大きく変わるからです。

  1. 海外顧客を直接訪問し、顔を直接あわせた打合せが圧倒的に増える
  2. 駐在先の同僚、上司、部下も現地国のメンバーとなり公用語が英語となる(事が多い)

この2点の環境の変化は、とてつもなく大きな変化だと思います。

いくら海外営業マンとして「海外出張」する事があるといっても、やはり頻度は限られると思います。

対して、海外赴任となると、駐在先の顧客に直接プロモーションする事がメインの仕事の一つとなりますので、その打合せの回数、量は海外出張時の比ではないはずです。

この「実戦から得られる経験値の差」は非常に大きいです。海外顧客との打合せという「実戦」において、多くの成功と多くの失敗を経験する事と思います。その全ての経験があなたの血となり肉となります。

また、日々出勤するオフィスの中にいるほとんどのメンバー(同僚、上司、部下)が現地国のメンバーであり、毎日当たり前のように英語を使う環境に身を置くという事も確実にビジネススキルが磨かれます。

単純に英語力が向上する事はもちろん、日々相手に意図をしっかり伝えるために、あなたは伝えたい事を常に頭の中で整理する癖がつき、考え方話し方が非常にロジカルになります。「ビジネススキルの向上」の一つとして別記事で解説したシナリオ構築力が磨かれます。

 ※まだ読まれていない方は一度是非読んでみてください。海外ビジネスではシナリオを明確に!【ビジネススキルが向上】

人として成長出来る

赴任期間中は人としても成長できる多くの機会に恵まれます。それはオフィスの中だけでなく、オフィスから一歩外にでた後も日本とは全く異なる異文化の中にあなたはいるからです。

日々普通に生活をしているだけでも、日本では起きにくい!?多くの「ちょっとしたトラブルや困難」、ときには「大きな困難」に直面する事があります。

例えば私が経験した内容で言えば、

  • 3日間家の電気が完全に止まってしまった(転居手続きがしっかり処理されておらず、知らぬ間に電気代滞納の状態になっていた)
  • 2か月以上インターネットが自宅で使えない環境になった(単純にネットワークトラブル)
  • 子供がまだ小さい中、出張中に妻が倒れた。(大事には至らず一安心でした。。)

というような事が有りました。いまとなっては笑い話であったり、良い苦労話ですが、トラブルに直面している当時は、「日本で有ればこんなこと起きないのにぃ!あぁ~!」というストレスが堪ったものです。

それでも困難は解決しない限り続くわけですから、そんな直面する困難を解決させるべく、あの手この手といやがおうにも行動するしかありません。困難を解決すれば解決しただけまた経験値が貯まります。

経済的メリット

これは所属元の企業によって、赴任条件や福利厚生が変わってきますので、一概には言えない事ですが、私も複数の会社を経験している中で、また赴任先の知人から得ている情報から、「一般的にこういうケースが多い」という事で、その事例含めてメリットを羅列してみます。

経済的メリットは日本にいるときと比べて「支出が減るメリット」「収入が増えるメリット」の両面が有ります。

支出が減るメリット
  • 家賃補助が会社から出るケースがほとんど(基本的に赴任中は家賃が発生しない)
  • 医療費を会社がサポートしてくれることが多い
  • 収入が増えるメリット
  • 現地で得る給与とは別に日本でもらえていた賞与をそのままもらえるケースが多い
  • 税金は基本的に会社が全額負担するケースが多いため手取り額が増えるケースが多い
  • 以上の内容は比較的一般的にどの企業でも共通している内容だと思います。

    私が知る限りでは、「日本にいる時と比べると赴任中の方が経済的メリット大きい」という方しか知りません。赴任したにも関わらず経済的に収入が減ったり、支出負担が増えたというケースを私は聞いた事が有りません。

     ※もちろん赴任に来たという事で、近隣諸国に頻度高く旅行したり、買い物に散財などするケースは全く別の話です。

    子育てのメリット

    これはもちろん「子供」がいる方、限定のメリットになってしまいますが、仮に子供がいる方であれば、「外国で子育てをする経験」というのは「子供」にとっても「子育てをされるあなたやあなたのパートナー」にとっても非常に大きな経験になります。

    子供のメリット
    子供時代にインターナショナルな環境を経験する事は非常に価値が有ると思います。

    英語圏であれば、自然と英語力が身に付く事は言わずもがな、多くの国籍の子供と自然に触れ合う環境が有る事で、自然とグローバルな感覚が身に付く事も大きいと思います。

    私自身、子供時代を10年以上海外で過ごしているのですが、その10年間で得た財産というのは英語力だけでなく、グローバルな感覚です。

    グローバルな感覚というものを私なりに言い換えると「多様である事が当たり前であるという感覚」です。

    子供時代は、それが当たり前の環境であるため、その価値に中々気付きにくいものですが、大人になった時に、その感覚を自分が持ち合わせていることは、大きな価値であると気付きました。

    書き出すと長くなってしまいますので、詳細割愛しますが「多様である事が当たり前であるという感覚を持つ = 逞しく、いい意味で図太くなれる」かな、と個人的には思っています。

    両親のメリット
    これは駐在先の国にもよるところが大きいのですが、日本とは異なる文化、そして日本とは教育文化の中で、ご自身の子供を育てるという事は、2番目の「人としての成長」にも繋がる部分だと思います。

    子供にとってどの道が正解か?という事は本当に正解がないものですが、その中で子供や学校の先生、また子供の現地の友達の両親、様々な人と話をする機会が出てきます。

    その時に、「なるほどそのような考え方もあるのか」と色々な新しい気付きが出てきます。

    私もまだ子育て真っ盛りで大変ですが、日々勉強になる事ばかりです。私は中高大を日本で過ごしており、いわゆる「受験戦争」も経験していますので、自身が経験した日本での教育方法とも比較しながら、何が子供たちにとって最適解か?を考えながら日々格闘しています。

    以上、「海外赴任」の魅力を様々な角度から解説してみました。海外営業という仕事をされている方、目指している方には、「海外赴任は必ず経験された方が良い!」とエールを送りたいと思います。

    投稿者プロフィール

    名前 ACE

    40代現役サラリーマン

    海外営業歴20年以上。海外在住25年以上。海外で前線を飛び回りながら海外拠点の責任者まで幅広く活動。商談、交渉回数は通算3000件以上。子育て奮闘中。

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